フィリピンのイロイロにある田舎町、サンタバーバラにてオンライン日本語講師やMushin Japanese cafeの経営をしているTakaです。
今回は人は見られていないと人は気が緩む可能性があるという話です。
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在庫の数があわないことがわかりました
先日、授業が少ない人があったため、久々に大学の店舗を確認することができました。
売り上げは話にならないくらい少ないですが、店としての機能はしているようです。
以前の記事で、コーヒー関係の飲み物の味を向上させたという内容の話をしました。
その結果、コーヒー関係の飲み物の注文が増えてきました。
これはいいことです。
ですが、在庫数が合いません。
スタッフから連絡が入りました。
販売数を確認します。
Cafe Latteの販売数が12になっています。
コンデンスミルクの使用量は30ml, 1パックには545mlとなっています。
ということは、1パックあたり18杯分のオーダーになるはずです。
ということは…18+2=20杯分のコンデンスミルクを使ったことになります。
私は彼女に作り方を教えたときに1杯分つかったので、本来なら
試作1+販売12=13杯分のコンデンスミルクになるはずですが、7杯分計算が合いません。
小銭だからどうでもいいといえばどうでもいいのですが、常習化されると面倒なので手をうちます。
金額より管理とモラルが大事
まず、大学で働いているのは女性スタッフのJessieと男性スタッフのNicoですから、ほぼ間違いなく彼らのどちらか、もしくは両方が個人的に使用していることになります。
1~2杯なら誤差ですが、7杯分はありえませんからね。
犯人探しもいいのですが、そんなことして追求してやめられても恨まれても困ります。
私とRhaneさんが常駐しているサンタバーバラのMushinではスタッフはうかつなことはできないのでしょうが、ここの大学では違います。
今のスタッフが私や店のことをどう考えているかはわかりませんが、その気になれば何でもし放題です。
それに従業員は基本貧乏です。
貧すれば鈍するのは人として当たり前です。
私が日本で暮らしていた時もかなり貧乏でお金がないことが理由で窮屈な考えをしていたこともたくさんありましたので、彼らの気持ちは少しわかります。
今回の対応
気が付いてしまった以上、対応をしなければなりません。
監視カメラを設置する
フィリピンでは当たり前なのですが、私もカメラを設置します。
名目上はお客が増えてきたから念のため、と伝えておきます。
ですがカメラに関してこれは正直予防です。
もし在庫があわなかったとして、一週間分×9時間の状況を確認するなんてことはかなり面倒です。
それに、そんな作業に何時間も費やして、犯人の摘発や行方知れずの小銭の計算をするなんてあまりにばかげています。
私が1時間日本語を教えるだけで、数か月分の過不足以上の金額になります。
犯人摘発をするストレスよりも、たのしく勉強できる生徒と50分授業をするほうを選びます。
従業員割引を行う
あとは折衷案として、食べたいなら正々堂々と買う、飲みたいなら正々堂々と買えるようにしました。
食べたくても飲みたくても高くて買えないから店の物を私的に消費しているようなら、私が損をしない範囲での割引を行うことで、彼ら自身が購入できるようにする。
今回スタッフにはいつでも25パーセント割引で購入してください、というメッセージと、Posアプリにディスカウントを追加しておきました。
これである程度は改善されるでしょうか。
昼休み前後の大学の動きもわかってきました
大学生たちは主に一階にあるフードコート周辺で食べるか、私の店舗やほかの店舗がある二階で食べるかのどちらかになります。
見た感じだと1階で食べる人は7割、3割が二階で食べるような感じでした。
すべて購入している人、おかずのみ購入する人などさまざまです。
さらに、二階の一部店舗はエアコンがあるため、お金がある生徒はそこで食べています。
私のお店の左隣には、ちょっと強気で生徒を呼び込んでいる女性がいました。
二階でふらふらしている生徒は彼女に持っていかれているような印象です。
私のお店に来る生徒はまだまだ少ないです。
店が認知されていないこと、料理の値段が他より少し高いこと、見た目があまりよくないことなどが理由でしょう。
現状はとりあえずお店としての体裁を整えただけですから、
今後はまず、店の見た目をよくしていこうかと思います。
大学は家賃が安く、スタッフも一人、エアコンもないですから出費が本当に少ないです。
ひと月当たりの家賃、人件費、光熱費はサンタバーバラと比べて 35000ペソ、8万円以上違います。
時間をかけて考えることができそうです。