フィリピンのイロイロでMusshin Japanese Cafeの経営と、オンライン日本語講師として働いているTakaです。
今回はフィリピン人と誕生日に関しての話題です。
Contents
フィリピン人にとっての誕生日
フィリピン人はやたらと誕生日を大切にします。
日本人も同様に誕生日を大切にする人が多いですが、こっちの人たちは日本人よりも気合が入っているケースが明らかに多いです。
もし、友達にいるのならフィリピン人の彼らのフェイスブックを見てください。
誕生日になると彼らのページには『Happy birthday!!〇〇!!』みたいな文面であふれています。
中にはそれをわざわざスクリーンショットに収めて投稿する人もいるくらいです。
『私をこんなに祝ってくれてありがとう!』
という言葉を投稿してはいるものの、要は自分自身のアイデンティティ保つためだったり、「私はこんなにたくさんの人から祝ってもらっている」というアピールを公にして、自尊心を満たすためだったりします。
フィリピン人は見栄っぱりでプライドが高い人が多いので、このようなことが起こりやすいのかもしれません。
私個人は、どうしてそこまでして自分自身を大きく見せようとするのか、まるで自分自身にたいそうな価値があるように周りにアピールするのかがわかりません。
フェイスブックを一日何時間も見ている暇があるなら、私なら勉強するのになぁ・・・。と、いつも思っていますが、価値観はひとそれぞれ。
とりあえず誕生日はしっかりお祝いする場合が多いです。
男女年齢問わず大切なフィリピン人と良好な関係を保ちたいのなら、誕生日はある程度の労力をかけて祝うといいでしょう。
フィリピン人は誕生日をどう祝うのか
私はフィリピンに住んで4年くらいになるので、なんだかんだで誕生日に携わることがそこそこあります。
普段は得体のしれない変なフィリピン人とのかかわりをできるだけ避けるように暮らしているので、一言ふたこと話しただけで誕生日に招待してくるような人は基本全部断っています。
外国人の私に何かを買わせたいだけなのは明白です。
そういう変な人を除いたら、語学学校の先生の誕生日、自分のスタッフの誕生日、子供の誕生日などを見てきましたのでざっくりと紹介していきます。
ちなみに、フィリピンにおけるケーキは、基本的にバタークリームを使ってデコレーションします。
理由はフィリピンの気温でもクリームをキープできるから、とケーキ屋さんに聞いたことがありますが、逆を返せば日持ちするということでしょう。
語学学校の先生の誕生日
基本的には語学学校の先生は、教養・社会的な常識はそこそこある人たちです。
しかしながらお金にゆとりはない生活をする人が多数。
誕生日は一部の生徒がプレゼントを渡したり、同じ先生同士で小さなプレゼントを渡す人もいました。
他にもランチの時間に先生のグループでケーキを分け合ったりしていました。
仲間内ではケーキとジュースでお祝いをして、夜は家族などと過ごす時間の過ごし方をしている人が多かったです。
みんなで食べられるケーキや、みんなで食べられるお菓子などを渡しておけば喜んでもらえるはずです。
スタッフの誕生日
次に私のスタッフです。
私としては誕生日パーティなどをして大勢で時間を過ごすのはなかなか面倒だったり、にぎやかすぎるのが苦手なので、原則簡単なことをしていました。
・昼の時間に鳥の丸焼き(200ペソ)を購入して、ジュースを飲みながらみんなで食べる。
・ビールを数本購入して、仕事が終わった際にプレゼントする。
などなどです。
こんな感じで小さなお祝い事をして終了です。
みんなで食べるのが嬉しいみたいなので、みんなでチキン。
個別にも祝ってもらいたいようなので何本かお酒。
これでみなさんには喜んでもらえていました。
子供の誕生日
これには何度かお呼ばれして参加してみたことがあります。
やたらと人が集まる場合が多い。
たくさんの人と、食べきれないくらいの料理でお祝いをします。
私はちょっと苦手です。
・大きめのアイスを購入してみんなで取り分けられるようにする
・みんなでシェアできるチョコレート
などが喜ばれることでしょう。
自分の異性のパートナー
自分のパートナーに関しては、ここでくわしく載せておきます。
ポイントは日本人のように「二人でどこかに行って何かをする」という考え方よりも、「パートナーが望む人たちと一緒の時間を過ごす」ことの方が喜ばれることでしょう。
二人で過ごすことをこちらから提案するのは避けるのが無難です。
それよりも、家族・友達を大切にする彼らに対してどこまで私たち外国人が時間と労力をシェアできるのかがポイントかと思われます。
さらには、自分のパートナーがどこまで見栄を張りたいのかを知る機会にもなりえます。
極端にしらない人や、知らない親戚や、その友達まで呼ぶようなら注意が必要です。
誕生日を祝うのが目的ではなくて、誕生日を通して自分自身の価値を確認したい、見栄を張っている可能性が上がります。
私はそういう人は受け入れることができませんが、自分のパートナーのそういう所すら受け入れることができる人なら問題ないでしょうね。
誕生日から見極めておきたいこと
大きく分類すると、日本との違いは人をやたら呼ぶというところです。
また、フィリピン人の誕生日は、誕生日を祝ってもらう本人が来てくれた人たちをもてなすことが多いです。
私の場合は、
①フィリピン人女性のパートナーとして
②店を持つオーナーとして
③語学学校のマネージャーとして
それぞれの立場で誕生日を祝う経験をしましたが、私たち外国人は彼らが望むことを見極めることがとても大切なように思えます。
さらに、自分自身がお金を投資する存在として呼ばれているのか、他のフィリピン人と一緒に祝う友人として見られているのか、相手にとって本当に自分がパートナーなのかを見極める必要もあるでしょう。
また、「俺は日本人だからあまり大勢で祝うのは好きじゃない」なんていう言葉は避けるのが無難です。
「あのひとはフィリピン人の気持ちがわかっていない」という情報をシェアされてしまい、後々さらに面倒くさいことになりかねません。
最低でも一度は相手が望むスタイルの誕生日を祝って、相手を知るのがいいでしょう。
逆に言うならば、本気で相手のことをかんがえているならば、時間と労力のコストを割いてその集まりに参加することで,相手の信頼を得ることにもつながります。