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コミュニケーション不足に気が付いた私
ふと、午前の従業員Jaezに言われたことがあります。
「生徒と一緒に出掛けたりしないの?」
そういえば最近の私は生徒と一緒に出掛けることはありません。
先生と一緒に出掛けることもありません。
午後9時か10時まで働いて、しょぼいバーべニューハウスで一本20円の串と100円のビールを飲む生活です。
けど、私がマネージャーをしていた時には積極的にコミュニケーションを取りに行っていました。
ほかのマネージャーは仕事の経験が少なく、先生からクレームが多く来るような状況だったから、一生懸命にケアをしていたのです。
私がカフェの経営をしてから、生徒とコミュニケーションをとる回数は減っていき、先生とのコミュニケーションをとる回数も減っていきました。
そういえば、私のパートナーだった先生からがっかりされたのもお互いのコミュニケーション不足があったからです。
忙しさを理由に、彼女の訴えに耳を貸すことができずにいたことがそもそもの間違いの始まりでした。
売り上げを上げるためにできること
こんなことを考えました。
A店、B店、全く同じ商品を扱っていて、全く同じ距離に存在していたとします。
A店の店主はコンビニの店員みたいな対応をする人
B店の店主はいつも元気に挨拶をしてくれて、楽しい話をたくさんしてくれる人、
どちらのお店に行くか…。
もちろん私ならB店に行きます。
そして挨拶をして、何か買うでしょう。
私に足りないものはたくさんありますが、このようにコミュニケーションを取りに行くことも必要なことの一つに覚えたのです。
私はいつも自分の従業員とたくさん話をするように努めていましたが、その他の先生や生徒に対してはあまりしていませんでした。
お店に来てくれた時に話すというか、知っている先生とだけ話すというか。
コミュニケーションをとる私 その①
自分から生徒にかかわってみました。
彼女に私がラーメンを扱っていることを聞いてみたら彼女は知りませんでした。
つまり、私と彼女のコミュニケーションがずっと不足していたからです。
彼女とは話をする中で、今週末にほかの生徒も含めて食事に行くことになりました。
Michelleが一人で店を閉めることができるようになったので、私には少しの時間や精神的なゆとりができるようになったのです。
彼女とお別れをした次の日、彼女は私のカフェゾーンに来て、小話をして、カフェラテを買っていきました。
コミュニケーションをとる私 その②
先日、ボードゲームを購入してみました。
商品を購入した生徒がゲームに興じることができるようにしたかったからです。
ですが、どんなゲームなのか私はよくわかりません。
そこで、一回だけお店に来てくれたAl君とMihoさんの二人がいたので声をかけて一緒にゲームをするように誘いました。
気が付いたら私たちは1時間程度ゲームを行いながらコミュニケーションをとることができたのです。
そしたらAl君が一言
「Takaさん缶コーラありましたよね。それ買いますね。」
Mihoさんも一言
「あ、私も何か買わなきゃ、サイダーにしようかな」
はっきり言ってコーラやサイダーの利益なんぞ、2缶で50円です。
けれども私にはその経験からとても大切なことを学んだ気がします。
ゲームをしていたら、隣で勉強をしていたWest Visaya大学という学生の常連さんのお二人が、「こんな感じでやるんですよ」レクチャーをしてくれたのです。
日本人生徒のお二人は彼女たちと話をすることができて、とても嬉しそうでした。
私にとって必要なことの一つがこのようなことだったのかもしれません。
私のコミュニケーション不足で、私は一番近くにいあるお客を失っていたのかもしれませんが、これからでも挽回できることなのは間違いないことです。
お店の時間内外、お店に来てくれたお客さんのみならず、少しずつコミュニケーションをとりにいってみます。
今日来てくれたお客さん。
フィリピン人のお客さんです。
とてもかわいい人でした。
こんな感じでWE Academyの生徒や先生もガシガシ取り込んでいけるようにコミュニケーションを図っていきます。
たとえ生徒の滞在期間がひと月だとしてもベストを尽くさないとね。
私の好きな先生方がそうしているように。