従業員のKristalが突然去ることになりました。
彼女は午後3時から学校に通う特殊なスケジュールのため、私のところで働くことができていたのですが、彼女の話によると彼女は午前7時に登校しなければならないという状況になったようです。
実際のところはわかりませんが、これで彼女とはしばらくお別れです。
最後の日になって彼女はとてもたくさんのことを私に訪ねてきました。
どうしてフィリピンにいるのか
どうしてビジネスを始めたのか
日本では何をしていたのか
などなど。
そして彼女は、ちょっと前に亡くなってしまった彼女の母親の話をし、また生前母親が生きていたころは1日14時間は仕事をしていたにも関わらず、お給料がとても安かったことも話してくれました。
だから私のところで仕事ができて、いいお給料で働くことができてよかったとも私に伝えてくれた次第です。
縁があればまた一緒に働けるかもしれませんね。
最後の指示としてスパゲッティを料理するように伝えました。

私の分と彼女の分です。

完成。

さみしそうな顔をしてました。
「時間ができたらまた一緒に働こう、もっと一緒に仕事がしたかった」と伝えたら、最後のほうは泣いてましたしね。
来週にはNielも去ります。
彼も学校に通う生徒です。
新米経営者としてわかったこと
正直なところ、私のお店の売り上げは今はそれほど大きくありませんので、従業員が去ることはさみしい反面、助かった、という気持ちもあります。
最初は私自身が効率よく働くことができなかったので、従業員が必要だと感じていました。
ですが最近は仕事を効率的にさばけるようになったこともあり、本当に少数精鋭で行くのが今はいいかと思っています。
人件費の削減にもなりますからね。
さみしいですが二人でひと月3万~3万5千円程度の支出が削減できて、その分貯金したり設備投資ができます。
2週間後の6月最終週からは午前中から午後の前半は私一人で働き、午後後半からはSamanthaがきて私と共に働きます。
人を比較するのはよくないですが、実は残ってくれるSamanthaとJosieの能力や潜在能力は高い。
KristalやNeilは遅刻や無断欠勤が多く、一生懸命というよりも、時間を過ごしたらお金をもらえる、という雰囲気を私はよく感じています。
Kristalはまだ16歳ということもあり、時間をかけてじっくり成長を期待しようと思っていたので、なにかミスや問題があっても私は注意をしないでいいところだけプラスのフィードバックをしていました。
Nielに関しては、最初からひと月半だけ働く、ということでしたので彼が怠惰な仕事ぶりでも私はなにも注意しませんでした。
辞めた後でも彼や友達をお客さんとして来てもらう方が、私にとっては利益になりますからね。
残るSamanthaとJosieはちょっと彼らとは一味違う。
Samanthaは自分がお金を稼いで自立をして家族をイロイロに呼んで一緒に暮らす、という強い目標があるので、おチャラけているようでも、私が伝えたことは取り組むし、聞いたことに対して積極的に意見をいう。
そしていつもセクシーな自分でいたいと考えているのもあり、外見に気を遣う。
そして、積極的に私に日本語を聞き、学んだ挨拶を日本人生徒に試す。
だから日本人生徒は彼女を覚えて、彼女の顔を見に来る。いい循環です。
Josieは私が仕事をしているのを嫌う。
「Taka、やらなくていいよ。私がやるからTakaは休んでてね。」
なんていう風に私に対して気遣いができる。
また、恥ずかしいと言いながらも生徒とコミュニケーションをとる。
そしていつも人前では本当にニコニコ笑っている。
だから生徒からも
「Takaさん、あのかわいい子いつ来るんですか?」
という具合に男性からも女性からも聞かれる。
現にめちゃくちゃ可愛いのもあるけれども、彼女の笑顔が人を呼ぶ。
私は合間を見て休みを取りつつ、毎日どうにか10時まで頑張る、という感じになるでしょう。
土日は私とJosie、もしくは私とSamantha、という感じで働きます。
この二人は本当に仕事がよくできる上にコミュニケーション能力も高いので私としては長く長く働いてもらいたいものです。
SamanthaとJosieが一人でもさばけるようになったら私は1日の間で数時間休憩をとることができるようになるでしょう。
そうなったらうれしいな。