フィリピンに来て1か月以上経ったある日、一人の香港人の女性が食事に招待をしてくれました。韓国人の男性二人と彼女と私の4人で食事に行くことになりました。食事をする私たち。ですが、私はずっと違和感を感じていたのです。
なぜかというと韓国人の男性二人はとにかく香港人の女性に話しかけていたからです。韓国人同士も話をしません。
とにかく女性に対して話しかける。そしてことあるごとに触る。
それに対して香港人の女性もキャーキャーテンション上がりぎみで楽しんでいるのが不思議でたまりませんでした。話しかける割合はこんな感じです。
私(日本)
A君(韓国)に対して25% B君(韓国)に対して25% Cさん(香港)に対して25%
A君(韓国)
私(日本)に対して10% B君(韓国)に対して10% Cさん(香港)に対して80%
B君(韓国)
私(日本)に対して5% B君(韓国)に対して5% Cさん(香港)に対して90%
Cさん(香港)
私(日本)に対して25% A君(韓国)に対して25% B君(韓国)に対して25%
こんな割合でした。私はよく自分自身の環境を箱庭みたいに上から見て客観的に捉えることがあります。今回のこの状況はなんとも不思議でした。
A君もB君も私が話しかけたら、しっかり答えてくれます。ネガティブな雰囲気を感じるわけでもありません。韓国の男性の文化なのか、たまたま彼らが女性に対してとことん構ってあげたい性格なのかはわかりませんが面白い。
女性もこのアンバランスに気が付いておらず、楽しそうにしていたのも私にとっては不思議でなりませんでした。
『なぜこの女性はこのアンバランスをキャッチするセンサーを持ち合わせていないんだ?』私は常にそんなことを考えていました。
こんな感じでした
食事をしていると…
自分の携帯の下に彼女の携帯を重ねていた彼。
生演奏と歌を楽しんでいるお店で
店員に紙を渡す彼、するとまもなくして歌が変わりました。
お酒を注文するとき
こんなことが何度も起こり、少しずつ彼らの文化を知った私。
真似することもおそらくはなさそうです。けど、勉強になったし面白かった!
カクテルを注文するときに彼女が「kamikaze」を指さして、どんな意味があるのか私に聞いてくれたので、できる範囲の英語力を使って爆弾を背中に背負い、体当たりをした日本兵の話を英語で説明した私でした。
後でほかの韓国の方とも話をしたけれども、私が一緒に食事をした人たちは彼らの中でも特別な人だったようです。私の感覚に近い人もたくさんいます。世界は広い。