MUSHIN JAPANESE CAFE 2020 その41 フィリピンで日本のお弁当を作ることにしました

11月の前半の売り上げは好調だったんですけれども、後半になってから途端にお客さんの数が少なくなってしまいました。

私の部屋に侵入し現金を盗むことを繰り返していたセキュリティガードがいなくなったおかげで、売上が100%私の手元に残るようになったのが唯一の良かったことです。

アパートの管理者が被害者である私を加害者のように捉え、加害者であるセキュリティーカードに対して、給料を払えなくてかわいそうだったと嘆いてる姿を見て私はとてもがっかりしてしまいました。

しまいには、「彼にまだ支払っていないお給料があるから払わないと」などと話している始末。

そんなことよりも私に対する被害の弁償が先だとは思うのですがここはフィリピン。

このような考え方をしてしまう残念な人はたくさんいます。

日本とは異なるため、ここで相手に対してアクションを起こすのは得策ではありません。

沈没船に乗っている人たちとの口論は何も生み出さないので、さっさと離船して現実を受け入れて前へと進んで行くしかありません。

スポンサーリンク
スポンサードリンク

フィリピン・イロイロのサンタバーバラで暮らすということ

私が暮らしているフィリピン、イロイロにあるサンタバーバラという街では、市内とは異なりたくさんの人が住んでいるわけではありませんし、お金を持っている人も少ないです。

その中で安定した売上を上げていくためには、主に二つのアプローチが必要です。

第1のアプローチとしてサンタバーバラの町に住んでいる地域住民を対象にした販売活動があげられます。

お店を地域の人から認知してもらい、いつでも美味しい日本料理を安い価格で食べられると思ってもらえる店になる必要があるのです。

第2のアプローチとしてはサンタからバーバラに住んでいる人達ではなく、てイロイロ市内から来てくれるお客さんに対してのアプローチです。

イロイロ市内から来てくれるお客さんも増やすためには、Facebook を使っての集客をするのはもちろんのこと、フードパンダなどデリバリーなどを使っての集客が要となります。

ですが、そこに至るにはお店のオーナーとなってくれているジョシーの許可が必要です。

残念ながら今のところ彼女はお店を正規のお店として登録することに対して不安感をもっています。

日本では常識的に考えて、お店を出店するのだから許可証などの正式な手続きをとることは当たり前のように思われますが、ここはフィリピンなので違う考え方をする人も当然ながらいます。

特に彼女の家族は正式な会社としての登録をせずに販売をすることを何年も続けています。

その結果、会社登録をして消費税や所得税などを支払わなくてはならないということに対してリスクを感じているのです。

従って私は大手のフードデリバリーサービスを使うことができない状態でフードデリバリーの方法をとりいれる必要があるのです。

お弁当販売を開始

お弁当販売の開始 11月の中旬から目に見えてわたしの店を訪ねてくれるお客さんの数が減ってしまいました。

そしてそれは私のお店だけではなく近くにあるチキン屋さんまた他のお店のお客さんも比例して減っているように見受けられます。

私が休みの日にサンタバーバラの町を出て隣町のパビアやイロイロ市内を見て回ったのですけれども、ショッピングセンター内の人の数も減っていることが確認できました。

つまりどういうことが言えるかと言うと、外出をしない暮らしをしている人たちが一定数いるということです。

もしかしたら、かつて私のお客さんだった人たちもある程度の数は家に引きこもっているかもしれません。

ですがどんなに家に引きこもってもお腹は空くもの。

これまでは店内飲食とテイクアウトのみを見据えた取り組みをしていましたが、お客の数が減ったこともありできる範囲で宅配をもう少し強化することにしました。

そこで今回考えたのがお弁当です。

はっきり言ってもうとっくに大手の会社の人はお弁当のデリバリーサービスを始めています。

私が今回着目したのは、日本のお弁当を販売するということはもちろんのこと、できるだけ彩りが豊かになるようなお弁当の構成を取り入れることです。

最初に何も考えずにメインディッシュとサイドディッシュを発泡スチロールのトレイの中に入れてお弁当を作ってみたんですけれども、意識をしないとお弁当が全体的に茶色くなってしまいました。

これでは他のお弁当のデリバリーサービスの会社と何ら変わりません。

そこで今回はできる限り黄色・緑・赤という三色に着目して、お弁当のメインディッシュやお惣菜を作っています。

例えばこれは最初の親子丼メインの弁当です。

親子丼、餃子、たこ焼きが入っているんですが、茶色い構成となっておりお、弁当箱を開けた瞬間に「わっ、きれい」となるものがありません。

そしてこれが色を意識して作った三色丼弁当です。

全体的にこげ茶の構成になっているのではなくて緑を入れることで目を引くようなお弁当になっています。

こんな感じで今回は6種類のお弁当を作ってみました。

三色弁当のほかに、

オムライス弁当

たこ焼き弁当

チャーハン弁当

焼きそば弁当

そして餃子弁当です。

値段はどれも135ペソ、日本円で言うところの280円程度です。

他のお弁当宅配を行っている会社のお弁当は大体180ペソ程度から300ペソとなっているため、おそらく、私の作っているお弁当はかなり安い部類に入るかと思われます。

値段は安いけれどもボリュームもそこそこあり男性が食べてもお腹いっぱいの料理なっています。

JOSIEとJENNYと協力して、テキパキとお弁当作りが完成したところで Facebook に投稿をしてみました。

最近Josieがめちゃくちゃ可愛い。

Facebook に投稿したのは夕方の5時頃だったのですが、早速一人の女性が閉店の午後6時前に来てくれてオムライス弁当を注文してくれました。

どれぐらいの需要があるかも分かりませんし、私が使っているデリバリーサービスはフードパンダやグラブのような有名ではない、ローカルのデリバリーサービスです。

どれぐらいの人がデリバリーを頼んでくれるかはわかりませんが、今の状況脱出するためにも出来る事をいつも尽くしていきます。

生きなければ。

スポンサーリンク
スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサードリンク