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カフェ退去に伴い物品を移動したのですが、WE Academyのオーナーは納得がいっていないようです。
契約書がないにも関わらず、本来の家賃以上のお金を支払うように言われ、
パスポートも返してもらえず、
お金を払わないと窃盗で警察に通報すると、学校側の顧問弁護士と共に直接言われた私。
仕方がないので弁護士に相談です。
弁護士事務所訪問
フィリピンでも世間は狭い
私の知人の女性が、私が住んでいるフィリピン、イロイロのとある大学で日本語を教えている先生がいるのですが、彼女が私を心配して弁護士を紹介してくれました。
訪問して気が付いたのですが、その弁護士事務所は私が2年前に少しだけ日本人の翻訳のお手伝いをした時の事務所でした。
私がそこでクライエントととして訪れるとは…。
さらに、よくよく話をしてわかったことは、私が翻訳をお手伝いを数回してあまりに疲れる内容だったのでギブアップしたのですが、そのあとに彼女がバトンタッチをしていたようです。
世間は狭い。
最初に概要をメインの弁護士さんと話しながら30分程度で共有し、その後は若手のお弟子さんにバトンタッチ。
若手のお弟子さんとはだいたい1時間超のやり取りでした。
家賃に関して
いくら契約書がなくても、私は家賃の20000ペソを支払う必要があるそうです。
私が滞在した月数は5か月です。
トータル100,000ペソの支払いが必要とのことでした。
私が支払ったのは2か月分ですので、20,000ペソ×2=40,000ペソ
残りの支払いは20,000×3=60,000ペソです。
これには私も合意です。
オーナーが請求している金額は根拠がないし、契約書もないし、そもそも20,000ペソを家賃として2回も受け取っているのだからそれが根拠になるとのことでした。
オーナーの提示している家賃のメモ書きを見ると、8,9,10月の家賃は30,000ペソ、合計90,000ペソの請求となっていました。
私が支払いたいお金は60,000ペソ、彼らの請求額は90,000ペソ。この30,000ペソの違いがまずはWE Academyのオーナーと私の考え方の違いです。
電気代に関して
もともとは電気代が含まれての約束だったのですが、弁護士の方曰く、それはちょっと難しいとのことでした。
なぜなら領収書には家賃として、という但し書きになっているからだそうです。
なので私は5か月分の電気代を支払う必要があるそうです。
私のカフェゾーンにある電化製品を伝え、それにかかるお金をだいたいで計算してもらいましたが、6,7,8月は3,000ペソ程度だそうです。
私のエアコンは壊れていて使えなかったので、その金額が妥当だそうです。
9月、10月に関してはエアコンを使った分を入れてもせいぜい8,000ペソが妥当だそうです。
なので私の電気代は、6,7,8月は3,000×3=9,000ペソ
9月、10月は8,000×2=16,000ペソ
なので合計は25,000ペソ程度だそうです。
WE Academyのオーナーは6,7,8月は15,000ペソ、
9,10月は10,000ペソを請求しています。
合計の請求金額は65,000ペソなので、この40,000ペソの違いがWE Academyのオーナーと弁護士さんとの見解の違いです。
エアコンが修理されたのが9月なのに、9月と10月の電気代請求が少なくなっていることに対して弁護士さんが「私には理解できない」と笑っていました。
私も理解できません。
家具の移動に関して
次は私を窃盗容疑で警察にリポートする、と話していた件ですが、窃盗には当たらないと話してくれました。
なぜかというと、もともと私のカフェスペースに備え付けられていて、5か月間利用しているということが根拠になるそうです。
テーブルの高さやいすの高さまでアレンジするのを許しておいて、窃盗はないだろうとの意見もいただきました。
逆に、私の家具ということもできそうだ、とのことです。
ふーむ。
もし、これで相手が私を警察に通報したら、弁護士さんがしっかり対応してくれると言ってもらえて安心しました。
学校側の弁護士は私を脅してきたのでしょうか…。
パスポートに関して
相手がしていることは完全に違法だそうです。
私とWE Academyのオーナーとの間にはなんのつながりもないから、というのが根拠になるそうです。
このままパスポートを返却しないことは彼にとってマイナスになり続けるそうです。
また、私にパスポートを渡さなかったWE Academyのエージェントも何らかの処分がある可能性があるそうです。
私としては、はやくパスポートを返してほしい。
相談結果、費用
弁護士さんには公的な文書を作ってもらい、WE Academyのオーナーに公的な人から届けてもらいました。
ですが翌日、オーナーはその文書の受け取りを拒否した、と弁護士さんから連絡がありました。
したがって、もう一度今度は一般的なレターとして文書を送ったようです。
また、オーナーが拒否をした同日、WE Academyの女性フィリピン人マネージャーから、
「レターの内容がWE Academyのオーナーの考えと全く違う。早く解決してください。」
と連絡が来ました。
なぜマネージャーが私に解決するように指示するのかはわかりませんが、かかわりたくないので弁護士さんに転送しておきました。
費用
私が今回支払った費用は4,000ペソ、約8,800円です。
初回の弁護士さん 2,500ペソ
お弟子の弁護士さん 1,500ペソ
公的レター作成 500ペソ
公的方法でレター郵送 500ペソ
という内訳でした。
まだまだ気は緩めることができませんが、弁護士さんから「まったく問題ない。相手があきらかにおかしい」と話してもらえると、すこし安心します。
また、私が一番のポイントにしていることは、金額ではなくWE Academyのオーナーに後から嫌がらせをされないことであることを共有しました。
私にかかわらない、蒸し返さないということに関する宣誓書にサインをしてもらうことがゴールです。
はやくこの件を終わらせたい。