MUSHIN JAPANESE CAFE その32 ひとの話を聞いて、取り込もうと励む私

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前回はこちら 行き詰まり カフェに人が求めるのは、居心地のよさだと思っています。 私の場合はそうでした。 私がフィリ...

前回、先生のアドバイスを受けて、私は考えていました。

生徒、先生共に利用率が低い一番の理由は、Wi-fi、エアコン、パーテーションの3要素がないからだということがこれまで聞いた一番の理由です。

ですが、他にもできることがあるのではないかと思った私。

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先生の動き

先生の行動で気になっていることがありました。

それは先生方は昼になると学校の道路の反対側にあるローカルの簡素なお店で食事をすることです。

そのため、先生の利用率は低いです。

いくら味や金額の違い、好みがあるとはいえ、悔しい。

WE Academyの学生がそこを利用することはありますが、ビンのサイダーを16ペソで買う時だけで、絶対に食事はしません。

どんなに安くても、味や環境が外国人にはマッチしないからです。

私は先生の動きに注目してみることにしました。

先生方の行動

・朝、早く来る先生は7時半には来て、先生どうしでおしゃべりをしている。

・時間がないという理由で朝ごはんを食べない先生もいる。

・お昼になると学校の目の前のフィリピン料理を提供する店にみんな行く。

・お昼はWE Academyに残ってお弁当を食べる先生もいる。

もし、先生が私のカフェを使うことができたら、今よりは活気が出るはずです。

そしてそれを見た生徒がそれにつられてくるかもしれません。

ですが、気になるのは彼らがいくらの金額を昼ごはんに使っているかです。

先生方に普段いくらお金を使うか聞いてみました。

先生の昼食の支出

先生A:ごはん10ペソ、一品料理45ペソ、飲み物10ペソ、 合計65ペソ

先生B:ごはん10ペソ、料理35ペソ、飲み物10ペソ、 合計55ペソ

先生C:ごはん10ペソ、料理50ペソ、飲み物10ペソ、合計70ペソ

Jaez:ごはん10ペソ、料理35ペソ、 合計45ペソ

Jaezはお金持っているのに節約家なんですね。

私ができることは、

先生方が支払うことができる金額の食事メニューを提供して、私のカフェを朝、昼に使ってもらうこと。

そこで、Jaezやほかのスタッフと話をして、ドリンク付きのメニューを考えることにしました。

同時に、先生や生徒にも話を聞いてみました。

生徒はWE Academyの朝ごはんに不満を抱いていました。

もしかしたら私にとってのチャンスかもしれません。

・MUSHINスタッフ、先生、生徒の食べたい食べ物の意見はこのような感じです。

・ホットドッグ…先生、MUSHINスタッフ、生徒

・ヨーグルト、シリアル…生徒

・ごはん料理…先生、MUSHINスタッフ

・サンドイッチ…生徒

・フレンチトースト…生徒、MUSHINスタッフ、先生

意見を聞いたら教えてくれるものですね。

そこでこんなメニューを作りました。

朝食といいつつ、いつでも提供できるメニューです。

コーヒー、カフェラテ、ミルクティから一つを選択。

アイス、ホット、どちらも可能。

ホットドッグ、フレンチトースト、チャーハンのどれかを選択。

合計65ペソです。

飲み物は比較的に手早く提供できるもの。

食べ物にチャーハンがあるのはフィリピン人はコメ好きだから。

どのメニューもWE Academyにいては絶対に食べることができません。

値段も高くありません。

飲み物の原価は約10ペソ、食べ物の原価は20ペソ。

一つ売れるごとに30ペソ、65円程度の収入です。

情けないですが、これが今の私の実力です。

もし、25人いる先生のうち5人が利用してくれて、40人いる生徒のうち、5人が使って、一日10回購入してもらえるのなら、一日の売り上げは650ペソ。

ひと月の売り上げは約20000ペソ、利益は10000ペソになります。

私にとっては支払わなければならないお金の25パーセントを作ることができるため、大きな大きな収入です。

この金額は外のフィリピン人のおじさんが経営するお店で食事をする先生や、学生が支払う金額と同じです。

私が聞いた限り、ベテラン先生の印象はポジティブでした。

「65なら買うよ!このメニューならきっとほかの人も買うんじゃないかな」

とてもうれしい。

うまくいけば、たとえ暑くても現地の学生にだってお昼に利用してもらえるかもしれません。

フィリピン人に合うテイストになっていることを願います。

何とかしてきっかけになるものを作らないことには始まりません。

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