MUSHIN JAPANESE CAFE その23 仲間になってくれた人をがっかりさせてしまいました

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弁護士も仲間に加わり、さてこれから、と思っていたのですが、私のビジネスパートナーが私に対して失望してしまっていたことがわかりました。

弁護士は私と彼女の橋渡し役として働いてくれています。

問題はリースコントラクト。

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フィリピン人パートナーが私にがっかりした理由

彼女の言い分はこんな感じです。

①私は彼女のことをまったく気にかけていない。この3か月間全く助言を聞いていない。

②家賃も払っていない。

③その他必要な法手続きを行っていない。

④違法な状態で経営していて、そのリスクがすべて彼女に圧し掛かる。

とのことでした。

私はこんな風に考えていました。

自分のカフェがカフェでもなんでもないぐちゃぐちゃ

メニューも先が見えない状態

食事も提供しなければならない

質を上げろと言われても、全くの初心者

店内は全く装飾がない

暑いからお客はこない

Wi-Fiもないからお客はこない

売り上げを作ってもすべて小さな装飾や物品購入で消える

そんなことから、彼女のケアよりもまずはお店をなんとかしなければ、と思い毎日15時間労働をひたすら続けていました。

そんなことだから全く彼女のことを気にすることはできなかったのです。

お金に関しては、韓国人にリースコントラクトを見せるように伝えていたのですが、彼はそれを私に示さなかった。

だから私はお金を今は払う必要がない。

彼がコントラクトを見せて合意した段階で払えばいい、と思っていたのです。

ですが彼女としては、とにかくコントラクトがなくてもお金は韓国人に支払ってほしかったようです。

あとで契約書ができた段階で払いすぎていたとしても、それは次回に繰り越せるからです。

私はたまったお金をのれんや、扇風機や、屏風や、自分のワーキングビザ手続きに必要なAEP書類費用、ツーリストビザ更新費用、外看板などなどに投資していました。

そうでもしないとお客が私のカフェを認知できないし、たとえ来たとしてもカフェらしさや日本らしさが全くないないからです。

ですが、彼女としてはまずは家賃をしっかり払って、私に支払い能力があることを韓国人に示し、彼女自身も安心したかった、とのことでした。

助言を気にしなかった私

私は自分としては日本風のこだわりがあったので、彼女たちの助言は納得できない限り受け入れないでいました。

それを彼女としては無視され続けた、と受け取ってしまったようです。

彼女のアドバイスは、

ケーキのショーケースにフィリピンのお菓子を入れて、転売するということ。

ショッピングモールでインスタントラーメンを買って、私のお店で転売するということ。

ジュースを買って入れて、転売するということ。

私は正直そんな利益のないことをするのはプライドが許せませんでした。

そもそもJapanese Cafeなのに、どうしてフィリピンのどこでも買えるお菓子を転売しなきゃならんのか、

インスタントラーメンを調理して売ってお金を儲けるだと情けなさすぎる、

ジュースを転売するというのも情けない

というように、彼女の提案は典型的なフィリピン人のダメなビジネスモデルに思えたのです。

10ペソで仕入れて、11ペソで売る、みたいなことを彼らは当たり前のようにしています。

売れているようでも利益なんてほとんどありません。

だから私は自分のオリジナルのお菓子、オリジナルの飲み物、オリジナルの食べ物でしっかり利益を出したかったのです。

ですが、それをするにはメニューの考案、味の確認、作りやすさ、金額、フィードバック、などなど、本当に1メニューだけでも大変な労力なのです。

最近、やっとどら焼きが売れはじめてきました。

一つの商品を形にして、売れる段階まで引き上げるのは簡単ではありません。

私は私なりにベストを尽くして今に至っていると考えていたのですが、彼女は私が彼女の話をよく聞き、受け入れていると思えなかったのでしょうね。

ということを弁護士からこっぴどく言われました。

弁護士まで袋ラーメンの転売、フィリピンパイやお菓子を売るように提案してきました。

私は彼女からその話を聞いたとき、はじめは「この人たちまで俺を自分の思い通りにコントロールしたいのか」と感じてしまっていました。

ということで、今回は一度自分の身を振り返って、何が優先順位が高いものなのか、どうすることができるのかを慎重に選んでいきたいと思います。

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